派遣の複数応募はできる?メリット・デメリットと注意点について

2022.02.14

「派遣って複数応募していいの?」「効率よく仕事を探したいから複数応募をしたいけど、許される?」など、派遣における複数応募について疑問を感じる人は多いです。

しかし、派遣として働くことが初めての人や、複数応募をしたことがない人にとっては、「そもそも複数応募って許されるの?」と気になるものです。

そこで、今回は派遣の複数応募の可否や、メリット・デメリット、注意点などについて触れていきます。

 

派遣の複数応募ってできるの?

 

結論から言うと、派遣の複数応募は可能です。

そもそも、派遣に登録したからといって、必ずしも仕事決まるとは限りません。複数の派遣会社に応募することは、仕事が得られないリスクを回避できるので、有効な選択肢であると言えます。

また、派遣会社としても、応募者が複数に応募するといった事態は何も珍しいことではありません。「複数応募していたら印象が悪くなるかも」と心配することはないので、気になる求人を扱う派遣会社があれば、複数応募してみてください。

 

派遣の複数応募のメリット

 

派遣の複数応募には、さまざまなメリットがあります。

具体的に、どのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

 

効率よく仕事を探せる

 

派遣の複数応募のメリットとして、まず挙げられるのが「効率よく仕事を探せること」です。

一社のみに応募して仕事を探すよりも、複数の派遣会社に応募して仕事を探すほうが仕事は見つけやすくなります。

すぐに仕事を見つけたい人や、なかなか仕事が決まらない人は、複数応募をしたほうが就業のチャンスが高まるでしょう。

 

契約期間満了後の空白期間を短縮しやすい

 

派遣を複数応募することで、契約期間満了後の空白期間を短縮しやすくなります。

派遣社員は最大3年間までしか同じ職場で働き続けることができません。契約期間満了後は、別の仕事を紹介してもらうか、自分で仕事を探す必要があるのです。

複数の派遣会社に応募しておけば、次の仕事が決まるまでの空白期間を短縮し、無収入のリスクを減らすことができます。

 

各求人の条件を比較できる

 

各求人の条件を比較できる点は、派遣の複数応募ならではのメリットです。

派遣会社ごとに給料や勤務日、勤務エリアなど、取り扱う求人の条件は異なります。似たような業務内容であっても、待遇が異なることもあるので、各派遣会社が提示する求人の条件を比較して、より良い条件の仕事を見つけられるのはお得と言えるのではないでしょうか。

 

派遣の複数応募のデメリット

 

派遣の複数応募には、魅力的なメリットがある一方で、デメリットも存在します。

ここからは、派遣の複数応募におけるデメリットを解説していくので、あらかじめ以下の内容をチェックしておきましょう。

 

多くの仕事紹介があったときに確認が大変

 

派遣の複数応募のデメリットとして挙げられるのが、確認作業の負担の増加です。

複数の派遣会社に応募すると、各会社からさまざまなお仕事紹介の連絡が入ってきます。紹介される数によっては、すべてのお仕事情報を確認するのは難しく、結局紹介内容を比較しきれなくなってしまうこともあるのです。

 

派遣登録の手間が増える

 

複数応募することは、派遣登録の手間が増えることでもあります。各派遣会社に向けて履歴書を作成したり、直接足を運んで登録を済ませたりと、応募者の負担が増えることは間違いありません。

まだ就業中の人や、育児・家事などに追われている人など、時間が確保しにくい人は、複数応募は注意が必要です。

 

仕事を断る必要性が生じることも

 

複数応募をすると、同じタイミングでいろいろな派遣会社からお仕事の紹介があったときに、仕事を断らなければなりません。

スケジュール的に複数の仕事をこなせそうであれば問題はありませんが、勤務日や勤務時間がそれぞれ重なってしまうようであれば、取捨選択をする必要があります。

仕事を断る手間が増えることになるので、あらかじめ覚えておく必要があるでしょう。

 

派遣の複数応募の注意点

 

派遣の複数応募を検討している人は、あらかじめ知っておくべき注意点があります。

具体的にどのような注意点があるのか、詳しくご説明します。

 

受けた仕事を後から断るのはNG

 

派遣の複数応募をする場合、受けた仕事を後から断るのはやめましょう。

「やります」と仕事を受けたものの、後から別の魅力的な仕事が紹介されることは少なくありません。とはいえ、一度受けたのであれば、契約期間満了まできちんと責任もって対応することが大切です。

派遣会社だけではなく、派遣先にも迷惑をかけることになるので、注意してください。

 

顔合わせや面談などでの同時進行は避ける

 

複数応募を済ませて同時進行で仕事を探すことは問題ではありませんが、派遣先との顔合わせや面談まで同時進行することは避けたほうが良いでしょう。

顔合わせや面談の工程は、派遣先も受け入れることがほぼ前提となっていることがほとんど。顔合わせや面談が終わった後に「やっぱり別の仕事を選びます」となるのは、派遣先にも派遣会社にも迷惑をかける可能性があります。

 

派遣の複数応募は慎重に!

 

派遣の複数応募は決して珍しいことではありません。メリットもあるので、多くの派遣社員が複数応募を実践しています。

しかし、一方でデメリットや注意点もあるのが事実です。本ページでご紹介した内容を参考にしながら、派遣の複数応募を検討してみてください。